2015年4月11日 (土)

繰り返すこと

久しぶりだ。

そして、またブログが始まる。こういう繰り返しだなあ。
きっかけは、やはり土丸展。今年は、ゴールデンウィークに開催することにした。
というか、なった。

今年でもう16回目。だいたい6月にやることが多かったのだけれど、おととし、去年と、大倉山記念館のスケジュールの関係で、6月がほとんど使えないので、7月にやってみた。

特に去年は、梅雨開けてからがいいかなと、海の日あたりにやってみたら・・・
非難轟々です。暑すぎるって、殺す気かって、そういえば、暑かったね。
大倉山記念館って、山の上にあるから、歩いて登るとたいへんなのよね。

そこで、今年は暑くなる前にやってやろう。そうだ、いっそゴールデンウィーク中なんてのはどうだ!と思って申し込んだら、取れてしまった。わしは、くじ運は、もともとすごいからな

こうやって始めて、今度は続けられるかな?
うーむ。自信ない。まあ、期待もされてないだろうし、またダラダラとつまらんことを時々書くことにしよう。繰り返しとるなあ・・そういうのって、実に人間らしいですね。

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2013年8月10日 (土)

テーマ展の結果発表前夜

土丸展も終わり、それなのに珍しくブログを書いているわし。褒めてやってください。

3年前からテーマ展というのを土丸展の中で始めた。もともと、自由に好きなものを作るのが土丸で、それを自由に好きなように展示するのが土丸展だった。

まあ、そういう自由なのもいいが、何か一つテーマを決めて、みなが様々な作品を出し合うと、これまた面白いことになるだろうし、お互いに刺激を受けたり、勉強にもなるだろうと初めて見た。

3年前のテーマは「ご飯茶碗」。一年目ということで、準備不足、周知不足な面もあり、翌年も「ご飯茶碗」にした。すると、一年たつと、すごいね。かなりの力作が集まった。

3年目の今年は「ビアマグ」。しかも今年からは、テーマ展に限り、作品を投票してもらうことにした。投票権は、芳名帳に名前を書くこと。名前を書いてもらうと、投票用紙が渡される。うちの投票システムのすごいところは、名前さえ書けば、また投票用紙がもらえるということで、際限なくやろうかと思ったが、さすがにお下品なので、一日2回までということにした。

すると、その気になれば、土丸展は6日間やっていたので、毎日通えば6×2票で12回投票できる。しかも、買収、根回し、友人動員、なんでもありありよとブチ上げてみた。

投票自体は、3部門というか、3つの作品を選ぶ

「その1 このマグでビールを飲んでみたい」・・まさに王道。これでビールを飲んでみたいと思える器ということ。

「その2 感服しました、印象、インパクトが残ります」・・やはり、インパクトも大切。その1とはちょっと違うが、これまた大事な要素。

「その3 参考になります。」・・この形、色、アイデアは参考になるというポイント。陶芸教室だから、これまた大事だわな。

というところまで書いて眠くなってきた。

それに、作った表をここに出そうとしても、なんかうまくいかないので、これは、ホームページにアップして、リンクを貼ったほうがいいかなとか思うと、もう眠い。

すんません。今、タイトルを「テーマ展の結果発表」から「テーマ展の結果発表前夜」に書き換えました。わしは寝よう。明日は、きらくの飲み会なので、あす続きができるかどうか、うーむ。できない方で、はらたいらに全部!という感じがしますね。

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2013年7月25日 (木)

まいどまいど電気窯の修理

土丸展が終わって、呆けたようなわし。
今日は、ちょっと余裕があって、ゆっくりとできる予定だった。

窯の修理を昨日中に終わらせるつもりが、なかなかできなかったので、今日は朝から窯修理。今日のブログは、興味のない人にとってはとてもつまらないよ。

他の教室の人はどうしているのかしらんけど、わしは大体自分で修理する。電気窯のトラブルって、ほとんどは「断線」つまり、あのニクロム線の親玉みたいなのが切れてしまうこと。

実際は、ニクロム線ではなく、「パイロマックス」という。還元焼成ができる電熱線。
これが、何かの拍子に切れるのです。まあ、15KW以下の線ならば、けっこう細いので、そりゃ切れる。悲しいほど・・

切れたら、つなげるかというと、つなげません。応急処置はできます。

応急処置の方法
Dscn1786 切れた部分を重ねてできるだけぴったり沿わせて、ピンでガッチガチに留めます。

よく、ぐるぐる巻きにすればよいとか言う人いますが、無駄です。なぜなら、電気が通じるのはただの一点。長く接触していても、通じている部分はただの一点なので、ぐるぐる巻くのは大変なだけ。

さらには、巻くときに、かなりの負荷がかかるので、また切れやすい。

それじゃあ、このように沿わせて、ガッチガチに留めれば、治るかというと、あくまで応急処置。たいていまた切れます。

なぜ切れるかというと、たぶんビビって、接触面がまたこげて焼けてしまうのだ。このビビリを防ぐために、ガッチガチに止めるのだけど、そのうちにゆるんでビビってしまう。

素焼きぐらいならば、応急処置のまま使えるけれど、本焼きはせいぜい2、3回ぐらいしかまあもたない。最高10回くらい焼けた時があるけど、どうせダメになるので、さっさと新しいのに張り替えたほうがいいよ。

しかし、この窯、電熱線暴れてるなあ、3年ぐらいメンテしてなかったからなあ。

修理に必要と思うのは
①トーチバーナー(これで電熱線を熱して曲げます)
②ペンチ&おすすめはラジオペンチ。先が細いやつ

この二つは要ります。さらに、実際に電熱線を外す時は、ユー字ピンを引っこ抜くのが大変。わしは、ピンの先端を鉄線カッターで全部切ってから引っこ抜きます。その方が楽だわ。

それで抜いてるとこと、全部抜いたとこ。
Dscn1787_2
Dscn1788








それで、抜いたら、ピンの黒くこげたカスを掃除し、穴が大きければ、カオウールを丸めたものか、耐火モルタルで穴を埋める。手間かかるわ。

Dscn1789
んで、きれいに張り替えたあとはこんな感じ。
きれいですね。

時間があれば、電熱線が暴れているところをトーチバーナーを当てて、暴れを収める。
これまた時間がかかる。






窯の内部を貼り直したら、配線部分をとりつけて、一応完了。
5分ほど通電してみて、熱くなるか見てみる。

本当は、このあと空焚きが良いとされてる。1050度以上を6時間キープとか言われた。
わしはもったいないので、たいていはちょっとゆっくり気味に酸化焼成をする。今日も、酸化つめて焼いた。

というところで、終了は19時。わしの一日を返して欲しいわ、いやほんま。

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2013年7月23日 (火)

祭りのあと

土丸展が終わった。
あんなにたくさんあった作品たちも、寄ってたかって片付けたら、あとはがらーん。

Dscn1752 こんな感じです。広いねえ。大倉山記念館






今年は、搬入も搬出も多くの生徒さんが手伝ってくれて、ものすごいスムースに終えることができた。感謝です。でも、その場では、わしはいつもかなり殺気立っているので、すみません。

今年から始めた「テーマ展の投票」だけど、わしの見た感じはたいへんよかったと思う。
まず第一に、来てくれた人が作品をよく見てくれる。注意深く見てくれる。これはなんせ素晴らしいではないか。
次に、お当番の人も、いろいろ説明ができて、楽しそうな感じがした。普通は、特に何もないので、お客さんの数数えたり、お茶出したりぐらいだったのが、張り合いもでたことであろう。

いよいよこれから集計して、発表になるわけであるが、発表の場は、やはり飲み会が望ましいだろう。なんせビアマグだから。さらには、賞品も用意せねばならない。

ふふふ、これをネタにまだまだ楽しめるなあ。こういうの嫌いじゃないんです。
祭りのあとは、また祭り

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2013年7月21日 (日)

やってみるべ

おひさ

今、なんとか動画をいろいろなんとかしようと、苦闘中なのだ。
写真でさえ持て余しているというのに、動画なんて、とんでもないかもしれんが、とりあえずやってみるべ。

ということで、動画、アップしてみました。youtubeです。下をクリックしてみましょう。
別にいやらしいものとか出てきません。たぶん、「第14回土丸展」というのが出てくると思います。

http://www.youtube.com/watch?v=RVG20JeMggA

今年も土丸展だ。本当に、ここ何年か、土丸展の少し前あたりからブログが復活し、土丸展が終わると同時に、ほぼ書かなくなり、始まった土丸展がはたしていつ終わったのかさえさだかでないような感じで、じゃあ、これから心入れ替えて、ブログくらいきちんと書くかというと、
わしは自分を知っておる。たぶん、きちんとは書かないであろう。すまん。

今年の土丸展、新しい試みをやっております。ここ何年か「テーマ展」というのをやっていて、おととしは「ご飯茶碗」去年も同じくご飯茶碗、今年はビアマグとなっている。

通常の展示のものは、生徒さんが、自分が出したいものを出すので、これはものすごい幅があるというか、いろいろありすぎて、とても同じものさしで評価はできない。

しかし、ご飯茶碗やらビアマグというものならば、概ね並べて評価できるであろう。

そこで、今年は「投票制度」取り入れました。選挙ですね。今日はそういえば参院選のい投票日だ。

順位をつけるものではない、優れているかどうかなんていう視点での比較はできない。
そこで、
①このビアマグでビールを飲んでみたいと思える作品はどれ?
②なんか、インパクトがすごいあるなあと思える作品はどれ?
③こりゃ参考になるなあと思えるような作品はどれ?

という3部門での投票にした。

AKBの総選挙は、CDを山のように買いさえすれば、投票権が山のように得ることができる。推しメン。

土丸展選挙はすごいよ。会場に行って、芳名帳に名前を書きさえすれば、投票券がもらえる。だから、一回見て、もう一度名前をかけばもういっかい投票できる。一応、2回までね。
そんで次の日も、それをやれば、また2票。土丸展は6日やっているので、毎日来て、2回ずつ書けば、なんと12票も投票できてしまう。推しメンのために、そこまでやる人は、果たして出てくるのであろうか?というか、あすで終わりだけど、そんな人いないし・・・自分でやって自分に入れてもいいけど、それで「奥田12票」とかだったら悲しすぎるしなあ。

そして、上の3部門、結局のこところ一番多く得票した人には賞品をださねばなるまい。なんか一部の二子新地教室の生徒のあいだでは、「ハワイ旅行ではないか?」という噂が出ているらしいが、この一週間以内に宝くじにでも当たらない限り、そりゃないだろうなあという感じがするけど、まだ否定してないのよね。面白いから。

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2012年10月29日 (月)

きらく展

もうすぐにきらく展になる。あと4日で、夕べ、展示会に向けた最後の酸化窯を焼いた。

今年も、昨年と同じくエリスマン邸が取れた。ここは、3ヶ月前だか何ヶ月か前に抽選で、借りれるかどうかが決まるのだ。今年も、わしがくじ運の強さを発揮した。18名集まって、見事に一番くじ。遅れてきて、いきなり一番引いたもんだから、横にいた年配の人が「嫌なやつ!」と言い放った。すんません。ちなみに昨年は2番ね。こういうの、負けたことないんです。すんません。

教室に作品はぞくぞく集まりつつある。置くところがなくて困るくらいだ。
今年のきらく展はすごいよ。こんな展示会が果たして過去にあっただろうか?というくらいにすごいもんになりそう。ああ楽しみだなあ。

その一環として、どんな感じのものか、先行公開ね。作者、つまりまあ作った生徒の了解は得てないけど、昨日たまたま写真撮ったのが気に入ったので、これをみせてみよう。

Dscn0355_2

Dscn0356











なんかこいつ、ぽわーっとして、いいなあ。
というようなものがいっぱいだよ。

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2012年9月15日 (土)

縁のない女

先日、東京都内に仕事があって、朝から出かけ、お昼過ぎに2時間ほど次の約束まで時間が空いてしまった。

喫茶店で時間つぶすのもなんだし、「真珠の耳飾りの女」を見に行ってみようと思いたった。

上野駅についてみると、なんか構内で並んでいる。なんだと思ってみると、JRの構内に上野の美術館やら動物園の切符を売るブースがあり、そこの行列だ。しかし、切符なんか、ここで買わなくても、他でも買えるだろう。けっこう長い列ができている。

不思議なことがあるもんだと思って、公園口から外に出た。
9月に入っても、あづいあづい。しかも、けっこうな人出。フェルメール関連で「真珠の首飾りの女」の展示もあるし、耳だか首だかややこしい、間違える人もいるだろうし、さらに別なところでツタンカーメンのなんちゃらもやっている。

わしが見たいのは「耳」なので、東京都美術館に行くと、70分待ちだという。ううむ。ぎりぎりかなと思ったら、さらに、切符買うのに30分かかるというような表示がある。本当かいなと思ってみたら、ものすごい行列ができていて、ごったがえすというのは、まさにこういうことだなという情景だ。

さっき見た駅構内で買った方が早く買えたわけだが、あれ、公園に入ってすぐにやはり案内所件切符売り場があって、そこはほとんど並んでなかったぞと思った。あそこでも買えるのじゃないか?

美術館を出て、少し引き返して、その案内所に行って見ると、やはり売ってます。5、6人しか並んでません。とりあえず買うか。1600円。

また美術館に引き返す。今回は、我ながら粘ってるなあ。かなり昔、やはり上野に「バーンズコレクション」が来たときに、来たらすごい行列で、それでも1時間待ちとか言われて、当時のわしはあっさりあきらめた。

「まあ、そのうちに、フランス行って見ればいいか。」

とか思ってやめてしまい、せっかく上野に来たので、バーンズコレクションじゃなく、バイク屋を見に行き、確かバイク買ってしまったことがあった。懐かしいなあ。バイク王に売っちゃってもうないけど。

今回は、わしは将来オランダに行くつもりも興味もぜんぜんないので、今回見なければ、たぶんもう見ない。

70分待ちの行列。暑そうです。みな赤い顔で不機嫌そうです。そりゃそうだわな。よく見ると、脇の木陰で、男の人が寝ていて、職員らしき人と一緒に来たような女の人があおいだり、なんかあわてている。車椅子もある。どうやら、車椅子の男性が、待ってる間に体調悪くなったみたいだなあ。かわいそうに。

それを見ているだけで、わしも具合が悪くなってきた。ここで暑い思いして待っているより、ドトールで時間つぶしたくなってきた。1600円はおしいが、仕方ない、縁がなかったのだよ、耳飾の女よ。さらばじゃと、上野駅に戻ったのであった。

上野駅に戻り、今度はJRではなく、地下鉄の駅に行った。改札の隣に、「臨時入場券売り場」とのぼりが立っていて、おやじが店番をしている。ここでも買えるんだ。でも、誰もいないし、おやじはとても暇そうだ。

あれまあ、と思って見ていると、おやじはわしに「今日は混んでるよ、ここで買った方がいいよ。」と声をかけてきた。そうだな、おやじさん、その通りだよ。わしは、既に切符持ってることを言おうかと思ったが、「ま、今度かな。」と言った。おやじさん、ご苦労様です。今度はないんです。



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2012年9月 4日 (火)

森の妖精?

やっぱり案の定それみたことか

土丸展が終わったら、ブログほったらかしたでしょう。
もうここんとこ毎年恒例になってしまっているので、今回はいちいち「土丸展とっくに終わる!」
とかタイトルつけなくても、とっくに終わってますからね。

Dscn0205
いま、関内の教室にくると、こんなものがいっぱいいる。
これは、あれですね。某ジブリのアニメですね。
何人かの生徒さんが作ってみたいというので、カリキュラムにいれてみた。

最初に「風船作り」といって、筒の上部を閉じて、完全にドームにしてしまい、翌週に目やら口やらつける。

どうせいろんな顔ができるだろうなあと思ってたけど、本当に全部違う。
一応ポイントで、目と目はかなり離れていて、目は小さめがよいよ。とか、鼻の位置は目の高さと同じだよとか、耳は木のはっぱみたいなのがわりと直立してるよとか、まあ見たまんまのことを説明した。

なんといっても一番大事なことは、「となりの生徒のを見るな。見るなら、オリジナルの写真を見ろ!」ということなのだが、これが面白い。いくらそうやって、言っていても、ついつい隣近所を見てしまって、それに影響されるんですねえ。

そのおかげで、実に多彩な「森の妖精」ができつつある。
ジブリが文句言ってこないかな。でも、文句言ってきたら、これは、けっこうよくできているということだし・・・

しかし、これだけいると壮観だ。全部で70ほどいる。

これ、今度のきらくの展示会でいっぱい並べたら、迫力あるだろうなあ。
展示会で、入ったとたんにト○ロが、こんなに並んでたら・・・ううむ。やりたくなってきたなあ。

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2012年7月18日 (水)

土丸展はじまった!

また今年も土丸展が始まった。大倉山記念館。リンク張ってみるか。

大倉山記念館

去年も、おととしも、たぶんその前の年も、土丸展あたりで、告知しなきゃと思って土丸展関連でブログを更新し、終わって安心して、しばらく放置。というのがお決まり。

昨年のブログなんて、「土丸展はじまる!」とあって、そのまま何ヶ月もほったらかしだから、ブログ再開させるとき、一応「土丸展とっくに終わる!」というのでブログ書いた。

今年も、そうなるかもしれないので、最初から断っておきます
土丸展は、22日の日曜日までです。それを過ぎたら、とっくに終わってますよ。

昨日は、搬入で、大勢の生徒さんが手伝いに来てくれて、今年もなんとか展示が完了。
いつも、写真などあまり、このブログには載せないけど、今年は載せてみるか

Dscn1901 正面入ったところ。シンプルすぎるくらいにシンプル





Dscn1902 正面から入って、左を見ると、こんな感じ。

Dscn1905 角には、なにか怪しげなライトと物体が






Dscn1906 まだまだ先はいっぱいあるよ

Dscn1907 こうやって見ると、大倉山記念館って
広いよなあ





Dscn1909 最後に企画展「ごはん茶碗」コーナー






まあ、いろいろ大変だったけど、無事に開催できたのでよかったよかった、生徒の皆様、スタッフのみなさま、ありがとさんでした。いっぱい見に来てくれるといいね。

大倉山記念館は、坂がたいへん。気合を入れてきてください。
んで、ギャラリーについたら、絶対のど渇いてるので、作品見る前に、冷たいお茶でも飲んでちょーだい。昨日、2リットルのおーいお茶を10本買って置いたので、しこたま飲めます。

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2012年6月16日 (土)

一日陶芸体験というもの

今日は関内のきらくで午前は一組、3名。午後は二組、4名の陶芸体験があった。

わしは今まで、一日体験というので、何人くらい教えてきたかな。う~んう~ん。
わからんちん。まあ、何千人という単位になるのかしら。

基本的に、わしは体験さんに教えるの大好きなのだ。どうも聞いてみると、陶芸教室というのは敷居が高いらしい。なんか気難しげな、作務衣とか着たじいちゃんがやってそうな感じがあるんだと。

それで、勝手がわからんし、おそるおそる教室に入ってくる。すぐに打ち解けはするけれど、最初は固い硬い感じ。話をして、土をさわっていくうちに、だんだんやわらかく、そして集中していく。

そういうの、見てるの、楽しいよ。

人って、人の話をあんまり聞いてないもんだし、聞いてもすぐ忘れるし、隣の人に引きづられるし、本当に面白い。一生懸命、説明したり、こういうことはしちゃだめよと言っても、というか、言えば言うほど、やってほしくないことやるのね。

もう慣れたし、笑っちゃうわ。人間はおもろいわ。

陶芸体験というのは、教室にとって見れば、陶芸というものや教室というものに触れてもらって、あわよくば入会してもらおうというもの。だから、お得にできている。

実は、十数年前、自分で陶芸教室を開こうとしたときに、陶芸ってどうやって教えるのか、よくわからなくて、東京のいろんな陶芸教室の体験コースを受けまくったのだ。

そんで、そこでいろんな講師の人に教えてもらって、極力、教えられたとおりにやったのだけど、結論。こいつら教えるのヘタ。教えてもらったとおりにやったらうまくできんわ。

なんじゃこりゃ、というのができても、その講師たちは、世界にひとつとか、味があるとか言う人もおった。うそつけ!これは味とか、世界にひとつとかそういうレベルのものではなく、単純にヘタなもんだ。

これなら、作品できて、もって帰っても、家族の人は「なんじゃこりゃ。」とか「こんなもんだろ。」とかろくなこと言わんじゃろ。

そして、わしはわしの目指す陶芸体験というものがわかったのだ。

例えば、まあ奥さんが体験で、湯のみ作るわな。そして、それができて、家に持って帰って、さりげなくお茶でも入れて、旦那や家族に見せるわな。

そして、これ作ったのよと言ったとき、旦那や家族が、「えっ!これ作ったの!」とちょっと驚かせてみたいのだ。奥さんは、そりゃ気分いいだろう。

まあ、いつもいつもそういうわけにはいかんけど、極力そういう感じになるように、適当にやっていくのであった。ええ教室やねえ。もろ営業活動のブログであった。おしまい。

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