一日陶芸体験というもの
今日は関内のきらくで午前は一組、3名。午後は二組、4名の陶芸体験があった。
わしは今まで、一日体験というので、何人くらい教えてきたかな。う~んう~ん。
わからんちん。まあ、何千人という単位になるのかしら。
基本的に、わしは体験さんに教えるの大好きなのだ。どうも聞いてみると、陶芸教室というのは敷居が高いらしい。なんか気難しげな、作務衣とか着たじいちゃんがやってそうな感じがあるんだと。
それで、勝手がわからんし、おそるおそる教室に入ってくる。すぐに打ち解けはするけれど、最初は固い硬い感じ。話をして、土をさわっていくうちに、だんだんやわらかく、そして集中していく。
そういうの、見てるの、楽しいよ。
人って、人の話をあんまり聞いてないもんだし、聞いてもすぐ忘れるし、隣の人に引きづられるし、本当に面白い。一生懸命、説明したり、こういうことはしちゃだめよと言っても、というか、言えば言うほど、やってほしくないことやるのね。
もう慣れたし、笑っちゃうわ。人間はおもろいわ。
陶芸体験というのは、教室にとって見れば、陶芸というものや教室というものに触れてもらって、あわよくば入会してもらおうというもの。だから、お得にできている。
実は、十数年前、自分で陶芸教室を開こうとしたときに、陶芸ってどうやって教えるのか、よくわからなくて、東京のいろんな陶芸教室の体験コースを受けまくったのだ。
そんで、そこでいろんな講師の人に教えてもらって、極力、教えられたとおりにやったのだけど、結論。こいつら教えるのヘタ。教えてもらったとおりにやったらうまくできんわ。
なんじゃこりゃ、というのができても、その講師たちは、世界にひとつとか、味があるとか言う人もおった。うそつけ!これは味とか、世界にひとつとかそういうレベルのものではなく、単純にヘタなもんだ。
これなら、作品できて、もって帰っても、家族の人は「なんじゃこりゃ。」とか「こんなもんだろ。」とかろくなこと言わんじゃろ。
そして、わしはわしの目指す陶芸体験というものがわかったのだ。
例えば、まあ奥さんが体験で、湯のみ作るわな。そして、それができて、家に持って帰って、さりげなくお茶でも入れて、旦那や家族に見せるわな。
そして、これ作ったのよと言ったとき、旦那や家族が、「えっ!これ作ったの!」とちょっと驚かせてみたいのだ。奥さんは、そりゃ気分いいだろう。
まあ、いつもいつもそういうわけにはいかんけど、極力そういう感じになるように、適当にやっていくのであった。ええ教室やねえ。もろ営業活動のブログであった。おしまい。
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