« 言えるか? | トップページ | ハマの伝説 »

2012年2月21日 (火)

うつけの絵付け

絵が苦手です。陶芸教室をやっていながら、ほとんど絵が描けません。

教室を始めた10年以上前から、それはわかりきっていたことで、最初はなにやら生徒に
ごまかしたりしてたけど、すぐに

「わしは絵がかけん。絵のことは、美大でとるスタッフがようけおるから、そいつらに
聞きなはれ。」

と完全に開き直り、生徒さんらもわしの状態を見て、この人に絵のことを聞いてもあかんということを完全に理解し、現在では聞こうという人もおらん。

それはそれでよいのだけれど、正直、さみしい。答えられないけど、聞いて欲しい。わしに聞くなと言って置きながら、そう思うのは実に自分勝手だけれど、これが人間だ。

うちのスタッフは、わしを除けば、ほぼ全員絵が描ける。何年か前に、絵を習おうかと思って、
どういう練習をしたらよいかとか聞いたことあるなあ。あれはもう10年近く前か・・・・

絵をなんとかしなければ、そう思いながら幾年月、ついにやってしまった。
関内の「きらく」のカリキュラムに、「絵付け」っていう時間を作ってしまったのだ。それが来月やってくる。その時間、絵のうまいスタッフに全部任せて、わしは遠くから指をくわえてみているということもできるが、それだと困ったことがおきてしまう。

生徒みんなが、わしより絵がうまくなり、わしより先にいってしまうではないか。こんなことでよいのか!いかんいかん。

そこで、先週、絵のうまいスタッフを捕まえ、絵付けについてじっくり聞いてみた。

わしは、何をどうすれば描けるようになるのか、さっぱりわからない。だいたい、筆の持ち方もよくわからない。そういうところから、お願いしますということで、少し教えてもらった。

しかし、どうも聞いてみると、そのスタッフもえらいうまいが、筆の持ち方やら、手の運び方なんて習ってないみたい。なんでじゃろ、そんで、詳しく聞いてみると、陶芸でゴスやらベンガラやらでやる下絵付けならば、3種類の線が引ければ描けるということがわかった!

もとからこれは絵描きでは常識かもしれんが、わしの中では新発見で、えらい興奮し、なんだ、簡単じゃないの!とまで言い放った。

それからは、絵付けなんて簡単です。とまで公言し、ふと気がついたのだけど、これって、わしは自分でハードルをどんどん上げてしまって、ただそれを見上げているという状況ではなかろうか?

ええい、上げてしまったものは仕方ない。上げすぎたハードルは、うりゃあと言いながら、下を走り抜けるだけと思いながら、ちょっとびびっている毎日であった。馬鹿だなあ。おしまい。

|

« 言えるか? | トップページ | ハマの伝説 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/161644/54037969

この記事へのトラックバック一覧です: うつけの絵付け:

« 言えるか? | トップページ | ハマの伝説 »