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2008年7月 7日 (月)

恐怖の報酬

土丸展も無事に終わり、その写真データなどホームページにアップしたりしなければならなかったり、そもそも土丸のホームページ自体、ぜんぜん更新してないので、そろそろ更新せねばならないんだけど、またこんなブログ書いている。

こんなタイトルの映画があった。確かわりと最近リメイクされたけど、そんなに流行りもせず、ぱっとしなかったような。

わしはリメイクされたのは見ていない。オリジナルのは見た。と言っても、見たのは小学校の確か5年生ぐらいの時で、テレビで見た。ということは30年以上前だな。

映画のストーリーは細かく覚えていない。要するに、金のない男が確か2人だったと思うけど、トラック満載のニトログリセリンの運搬を頼まれる。ニトログリセリンはダイナマイトの原料で、ショックを与えると大爆発する。それをトラックに山ほど載せて、昔の悪路を運ぶのだ。途中で幾多の苦難があり、とにかく印象に残っているのが、ひきつった顔でハンドルにかじりついていた男の顔だ。

今日、夕方知り合いから頼まれて、東京都内、赤坂あたりまで出かけた。陶芸をやっている人で、自分のところの窯で焼けないものをわしが時々焼いてあげる。

けっこう、いつもきわどいというか、運ぶのに大変なものを頼まれるが、今日も駐車場で待っていると、来ました!来ました!ええええええええっ!これはこぶの?誰が?俺が?しかし、よくまあこんなの作ったなあ。

持ってこられたのは、人の胸から上の、ああいうの胸像っていうのかな、かなり大きい。女性の胸像で、首が細い。すごい細い。髪の毛、じゃないななんかいろいろくっついている。要するに頭がすごい重い。それをあの首が、細い首が支えている。

こんなもの、50センチ動かすのも大変だあ。わしならごめん。でも、これ、運ぶんですか?まじっすか?

持ってきた人は、恐縮しながらも、うひゃうひゃ笑っている。わしもこれは笑うしかない。

できるだけ、首を固定するように梱包し、車に積み込む。これから横浜まで帰るのだ。できるだけきれいな道で帰ろう。1号線にしよう。

日曜の夜は、もう道は空いていた。かなりスムース。でもわしは40キロ以上絶対に出さない。信号が見えると、赤にならないか、えらい遠くから注意する。急ブレーキなんて絶対にだめだわな。急ブレーキしたとたん、あの首は崩壊する。ような気がする。

赤坂を出て、たぶんサミットのせいか、おまわりさんの車があちこちにある。わしは交通法規厳守してます。スピード違反絶対しません。あまりにとろとろ走っているので、変に思ったのか、なぜか白バイがわしの後についてきた。

他の車はまあ60キロくらいで走っているので、ひゅんひゅん追い抜いていく。でも、白バイは赤色灯みたいなのをくるくるさせながら、わしの後にぴたあとくっついている。わし、なんにも悪いことしてません。しません。だから、プレッシャー与えないで。40キロですよ。あなた、他にやることあるでしょうが。

そんなことをぶつぶつつぶやきながら、走らせていると、いつしか白バイはどっかに行ってくれた。いつ停められるかと思っていた。停められてもいいけど、説明が面倒くさいのでよかったよかった。

それからもとろとろ走っていると、脳裏に浮かぶのは「恐怖の報酬」だ。おんなじような感じでハンドルにそれこそかじりついている。

川崎を越えたころ、隣に救急車がついた。帰りなのか、サイレンとか鳴らしてない。静かな救急車。静かな救急車というのも妙だな。もっと妙なのは、わしと張り合うつもりなのか、その救急車も時速40キロということだ。この道は、制限時速60キロですよとわしはつぶやいていたが、かなり長いこと隣りあわせで走っている。なぜ????

信号待ちのとき、ふと思って後ろをよく見ると、ものすごい列ができてる。わしと救急車の前には当然車はない。はるかかなたまで車はない。わしと救急車が、わが国の幹線道路である国道1号線を完全にブロックしているのだ。この経済的影響はいかほど?

横浜に入ってしばらくして、救急車は右折して去っていった。いらいらしたまたされ車どもがひゅんひゅん追い抜いていく。そうそうそれでよいのです。わしなんて、すみっこをとろとろ走らせてください。すみません。

かくして、無事に胸像を運び終えたのであるが、この報酬はいかほどなのだろう。確か映画では、最後に車は爆発して、報酬はなかったような気がするが、えんぎでもないので、そんなことは忘れるようにしよう。そうしようそうしよう。またくどくて、どうでも良いブログを延々と書いたな。おつきあいありがとうございました。おしまい。

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