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2007年8月 9日 (木)

久しぶりに陶芸のことでも書くか

ふと思って、最近のブログを見たら、ほとんどもう2ヶ月も陶芸のことを書いていない。

台風おやぢだのう○○のことだの書いてあるけど、陶芸のことが書いてない。

がーん!そうだったのか。

それでまあ、陶芸のことを書こう。うーんとうーんとそうだ窯のことを書こう。

なんでまた、ネタもないのにこうして誰が読んでるかさっぱりわからんブログを書こうとしているかというと、実はけっこうやらなければならないことがいっぱいあって、そういう時って、なぜかふだんあまり読まない本を読んでみたりしますよね。それです。

土丸の10周年を記念して、窯を作りたいなと思っている。できれば穴窯がいいけれど、問題は場所だわな。

1年くらいかけてやりたいなあとか思っている。誰か、山貸してくれんかな。窯作るから。

まあ、穴窯がだめなら、お手軽なミニチュアの窯でも作ろうとも思っている。

わしは、信楽の生まれで、家の裏には子供の頃、大きな登り窯があった。わしがもの心つく頃にはもう使われてなくて、子供の遊び場になっていた。

登り窯の中は、夏でもひんやりとして涼しく、窯の周りの土にはあり地獄がたくさんあった。わしは近所の子供らとそこでかくれんぼしたり、あり地獄を見たりしていた。

信楽の町のあちこちには窯があって、窯というものには、何かしら畏敬というか、特別な感情がある。それが自分で作ったりできるもんだとは、実は思いもしなかった。

窯って、案外簡単なんだあと思ったのは、6,7年前かな。三鷹に板橋さんという陶芸家がいて、月に1回研究会というものをやっている。たいへん面白いので、以前はできるだけ毎月行くようにしていた。

ある時、その板橋さんが、窯を作ると言い出した。目標は10万円を切る窯だという。10万切ったら、世の中の窯屋さんが困るだろうなあとかぶつぶつ言いながらも、板橋さんは窯を作った。

制作費用 たぶん3,4万(ガスバーナーと熱電対:温度計を除く)

制作時間 たぶん半日ほど

で窯ができてしまった。材料は、イソライトというもの。これはイソライト工業というところが作っている断熱材で、さわった感じはまるでちょっと高級な発泡スチロール。実際に、カッターで切れてしまう。しかし、これは1300度にも耐える代物で、板橋さんはこれを買ってきた。

外枠は、ホームセンターで買ってきたスチール棚の柱などで組み上げた。窯のサイズは、窯の内部が40×45センチ。これは棚板(窯の中で作品を載せる板。通常はカーボランダム製)に合わせた。

なんか設計にはけっこう時間がかかってたみたいだけど、図面ができると、実際の作業はカッターで切るだけなので、2時間もあれば材料の準備は終わってしまう。

さらには、それを組み立てるのだけれど、スチールの柱をねじで止めて、あとはイソライトのボードをはめこむだけなので、30分もかからない。

熱源はガス。プロパンガス。このバーナーは、電気窯についている還元用のガスバーナーにした。

板橋さんは、これで焼けるよ!すごいよ!とはしゃいでいた。何か焼かねばならないので、板橋さんは、これを焼いちゃおうと言って、生徒(一種の陶芸教室をやっている)の作品をいくつか窯に入れてしまった。

わしは、これで本当に焼けるのかなあと思って見ていたら、温度は上がる上がる。すごい勢いで上昇していく。板橋さんも大喜び。しかし、30分もすると、中でパンパンと音がする。あまりの急上昇に、作品が破裂したのだ。板橋さんもしまったという顔をしていた。それとともに、かなり臭い。イソライトのボードは、最初焼けるとき、かなり臭いのだ。

当然、その日の内には見れないけれど、次に行ったときには、この前、焼いたのはこれだと見せてくれた。焼けてる。ううむ。あんなお気楽なものでも焼けるんだなあと、非常に感心した。

どう。誰かやってみません?でも臭いしなあ・・

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コメント

夏の自由研究に良さそうだと思いました。
釜を作る。どこか燻製に似ていますね。

日テレのダッシュ村で登り釜を作っていましたが、凄く大変そうでした。
私なら、それだけで満足しちゃいそう。

投稿: きっちょむ | 2007年8月 9日 (木) 13時05分

山なら、いくらでも貸しますよ・・・徳島県ですが・・・
生えてる赤松も切り放題♪筍、松茸も取り放題♪ただ残念なのは徳島県・・・
穴窯、登り窯作り放題♪ただ、場所が徳島県・・・

投稿: 匿名希望 | 2007年8月 9日 (木) 21時53分

きっちょむさん

夏休みの宿題ですか。そうですか
そうですよねえ。
わしも、生徒も子供みたいなものですしねえ。
それと、きっちょむさん
「窯」ですから。「釜」ではありませんから
「釜」作りだと、なんだか悲しいですから。


匿名さん

徳島まで行くんだったら、信楽に行けば山もあるし、材料も安く手にはいるし・・

そうか!もともとこの近くでなく、信楽に作れば良いのだ。みんなでツアーを組んでいけばよいのだ。いやあよかったよかった。匿名さんありがとう。

投稿: 土丸おやぢ | 2007年8月12日 (日) 07時47分

あ~なるほど「窯」ですか。あ~・・・。
すいません。ほんと。モジモジ

投稿: きっちょむ | 2007年8月16日 (木) 17時29分

初めてコメントさせて頂きます。
早速ですが、イソライトのボードの窯の作り方をお教え頂けませんでしょうか。自作の窯で作品が焼けるなんて究極だと思います。また穴窯にも興味があり、将来挑戦したいと思いますが・・・。
ろくな作品が出来もしないのに、あまり先走るのもと自重せざるを得ない心境です。
そうは思うものの近い将来のために、イソライトの窯の作り方をお教え下さりますよう、宜しくお願い致します。

投稿: 那須天然山女魚 | 2007年8月17日 (金) 01時07分

那須天然山女魚さん こんにちは

ということは、那須にお住まいなのでしょうか
それで山女魚を釣ったりしてるのでしょうか
いいですねえ。

さて、釜じゃなくて窯の作り方ですが、
お教えしたいのはやまやまですが、実は細かいところは忘れてしまっています。

板橋さんが作っていたのは、直炎式というか、下から炎を出して、上の一部に煙突がある方式だったような記憶なのですが、倒炎式という下から
炎を入れ、炎の通る道を作って、上の方から炎を出す方式の方が、窯の中の温度が均一になるような気もします。

という、こんなこと書いてもわからないかもしれません。確か、板橋さんの窯つくりの様子は、雑誌に紹介されていました。炎芸術だったかな・・
そこに詳しく出ていたはずです。

もしやられるなら、あまり深く考えずに、まずは市販されているガス窯の構造をまねて、作ってみてはどうでしょう。でも、臭いですよ。

投稿: 土丸おやぢ | 2007年8月18日 (土) 07時38分

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