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2007年3月15日 (木)

素焼きの話

まぐろのことやらヤキータのことばかり書いていたら、ある生徒さん(Aさま)から、陶芸のことはほとんど載っていませんね。と言われた。ありゃ、私かなと思っているあなたです!あなた!生徒さんはたくさんおられますが、ただ一人 「さま」づけでわしが呼ばせていただいているあなたです!

さらには、このブログを見て、教室に入ろうと思うかなあという問いかけには、そこにいた数名とも「・・・・・・・・・・・・・」 という無言のお返事。

ちょっと以前のブログを振り返ってみたら、確かに今朝は8回だの内職だの、マグロだのと陶芸とはまるで関係のないどうでもいい話ばかり。ちょっと陶芸らしいことは、伊賀焼についてだけど、それは2月14日!なんと一ヶ月も陶芸の話をしていないじゃああ~りませんか!

これではいけないので、やはりまぐろは少しおいておいて、陶芸について書こう。

いま、中華街の教室から帰ってきたばかり。素焼きしなければならない作品が、まさに鬼のようにたまっている。中華街の教室には、電気窯が2基あるのだが、2週間ほど前に、2基とも壊れた。1基は、還元の窯詰めをして、さあスタートしようとすると、温度計が反応しない。なんかしらんが、温度計がいかれた。

仕方ないので、次の日に、せっかく詰めた還元作品を、別の窯に移し、こっちはスタートできたので、よろこんで還元していたら、1999度で止まってしまい、それ以上温度が上がらない。わしの教室は、還元は1240から1245度ぐらいまで上げるので、40度というのは実に微妙。あと20度がまんしてくれたら、少しねらし(温度キープ)を伸ばして、窯焚きを終えられたのだが、40度はさすがに無理だ。たぶん、炉内のカンタル線(でっかいヒーター線ですな。)が一本切れたんだろうなあと、泣く泣く途中でストップ。

先週は、温度計の修理、差し替えと、カンタル線の張替えで窯が使えず、そのあいだにどんどんたまるたまる。

火曜日に、2窯素焼きをした。スタート後36時間ほどで出せるので、今夜もう一窯素焼きをして、明日の朝もういっちょう。さらには金曜日にまた2窯やればなんとか追いつく。

この素焼きというのは、なんのためにやるのかというと、「釉薬をかけやすくするため。」なのだ。生の土を乾かしただけだと、釉薬に作品をつけると、崩れてしまうかもしれないでしょ。

だから、釉薬につけても崩れそうもない作品、または釉薬の浸しがけをしない作品は、別に素焼きをしないでも大丈夫なのだ。もっとも、焼き上がりは微妙に違いがあるけれど、それも窯の温度や、窯の中の位置(窯内の位置によって、温度が違い、つまり焼きあがりが違う)の方が影響が大きい。

だいたい、信楽とか瀬戸みたいな陶芸の産地では素焼きというものをほとんどしない。素焼きをするということは一度焼成するということで、コストアップになりますからね。

しかし、そんなことを言って、素焼きをしないで、生徒さんに釉薬かけをさせると、間違いなく、「われた こわれた くずれた~~」という阿鼻叫喚の地獄絵図が巻き起こり、わしはその事態収拾に慌てふためき、最後には、素焼きをしないわしが悪いと、非難ごうごうになるのはきわめて明白なので、わしは明日も素焼きに行くのだ。ああめんどうくさあ。

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コメント

陶芸の先生だったんですね。初めて知りました。
元漁師が陸に上がって内職しているのだと思っていました。
勘違いをお許し下さい。
しかし最後に「めんどうくさい」とは何事でしょうっ!!
どっちにしろ非難ごうごうですね。
陶芸の先生がそんなことを考えながら素焼きしていたなんて。。。

投稿: きっちょむ | 2007年3月16日 (金) 12時06分

ありゃ、ばれましたか
つい本音が・・・

でも、あんなことやこんなことを考えながら素焼きするよりはよいと思いますが・・なにか?

投稿: 土丸おやぢ | 2007年3月18日 (日) 07時53分

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