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2007年3月29日 (木)

抹茶はグリーン

サクラが咲いてきましたな。朝、犬の散歩で三ッ池公園を歩くと、サクラがだいぶ咲いてきた。三ッ池公園には、大きな立派なしだれサクラがあって、これはもう見事に咲いている。今朝見たら、サクラも見事だが、そのまわりをカメラを持った人が20人ほどもとりまいて写真をとっているのに驚いた。

この間の月曜日に、生徒さんの一人が教室に抹茶を持ってきてくれた。その人はお茶の先生で、その前の週にわしが、お茶についていろいろ聞いたからなのだ。

わしは、陶芸教室のおやぢなどやっているが、お茶はやったことがない。だから、抹茶茶碗など作ったり、作らせたりしているが、実はさっぱりわかってないのです。大変申し訳ない。

それで、夕方になってその生徒さんがお茶を入れてくれたのだ。さすがに陶芸教室だけあって、抹茶茶碗はいっぱいある。数年前に一度、ねずみ志野の抹茶茶碗つくり大会をやったときのスタッフの茶碗がいっぱいある。こういっては何ですが、酷い代物ばかり、特にわしの作ったのはひどいね。

まあ、そのひどい茶碗でお茶をいただいたのだ。お菓子もないので、わしが慌てて買いに行った。まんじゅうを買って来いというので、まんじゅうを買ってきた。

それでいただくと、これがうまい!ほうほう、抹茶というのはこんなにうまいものなのかと感心した。抹茶をうまいと思ったのはこれで2回目。最初は、これまた、4、5年前に信楽で古谷道夫という陶芸家のおうちで、真夏の暑い時に、よく冷えた抹茶を、古谷さんが作った信楽焼の焼しめの器でいただいたときだ。あの時は、器自体も冷やしてあった。これがもてなしの心というものなんやね。

とにかく、抹茶がおいしいので、感心したわしは、作り方やらいろいろ聞いて、おかわりなどして、3杯ほども飲んでしまった。

お茶を入れるとき、茶せんの動かし方など習った。ふむふむ。ということは、茶だまりとかは、これぐらいの大きさが必要だし、茶せんの動きを考えると、こんな形がいいよなあ。とか、茶碗はやはり400グラム以下だよなあ。聞いたら、350か360グラムが良いらしい。

というように、大変充実したお勉強をし、これからの抹茶茶碗つくりに活かしていこうと、まことに有意義であったのだが、その後困った。

わしは、ふだんコーヒーだのあまり飲まず、カフェインに無抵抗なので、抹茶を3杯のんじゃうと、気持ち悪くなってきた。ううううう。ぎもぢわるい・・・

さらに、翌日の朝、トイレに行って、わしは叫び声をあげそうになった。う○○がグリーンなのです。最初は、わけがわからず、なんで?????と思った。

わしは慌てて、女房様に報告した。

「たいへんだ。う○○がみどりいろだあ。」「赤くなければ大丈夫です。」

と冷静に返答されてしまった。

しかし、あれが緑色と言うのはへんな感じだ。確か、ガリバー旅行記だったっけかな、作品中に排泄物を研究する学者が出てきて、色とか形で、どんな人間かわかるというもので、確か緑色というのは、革命を志している人の排泄物だったような・・ しかし、こんなことを書くと、わしの教養がにじみ出るなあ。うむうむ。

わしは別に日本政府の転覆やなど考えておらず、平和に抹茶を楽しみたいだけなのだが、なんにせよ、これからは2杯までにしようと、固く心に誓った47歳元気ですだったのだった。

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2007年3月27日 (火)

復活の日

先週は風邪を引いて、えらい苦労した。火曜の夜。Tシャツのままでテレビを見ながら、ソファでうとうとしてしまって、気がつけば朝。やはり風邪引きました。思い切りひきました。

水曜日。細かいところは忘れたが、朝から調子が悪く、夕方にはなにやらめまいが・・家で熱を測ると、38度ちょい。こりゃいかん。とりあえず寝る。

木曜日。朝から、自由が丘の教室の賃貸契約の更改で、三軒茶屋まで行った。ふらふらしてたら、道を間違え、3倍くらい歩いてますますふらふらになる。帰りに二子新地の教室に寄って、来ている生徒さんにヤキータを営業し、家に帰ると、もうぶるぶる。絶対、昨日よりも熱が高い。今夜は、大倉山の教室で還元をやらねばならんので、夕方から水枕して気合を入れて寝る。3時間で熱を下げ、5時間の還元を済ませたら、そのまま教室の机の上で寝てしまった。チ~ン。

金曜日。朝から、まったく使い物になりません。くらくらです。それでもとりあえず、中華街の教室に行く。釉薬がけなのだ。2基ある窯の窯出し、窯詰めをしたら、もう無理ですう。明日、還元ができるようにセットして、あとはスタッフにぶんなげて帰る。おうちでひたすら寝る。

土曜日。まだ使い物になりません。熱は下がったけど、体がだるくてだるくてだるくてだるくて、人と話をするのがつらい。とりあえず、還元開始してしまったので、昼過ぎまで中華街の教室にいたけど、ただいただけ。また、あとを託して帰って寝ることにする。

日曜日。朝から、まだまだだるいことはだるいが、風邪は抜けたもよう。ただ、病み上がり特有のだるさとめまい。けど、二子新地の教室にHELPに入る。電動ろくろで削りをやっている生徒さんの手直しをしようとしたら、ろくろで目が回る回る。これではいかんと車での移動はあきらめ、車を二子新地に置いたまま、昼からパスモを買って電車で移動。中華街の教室の窯をスタートさせ、自由が丘の教室に行き、なにやら事務的なことをやって、再び二子新地へたどりついたら、もう夕方。教室終了後、ちょっと机の上でへたる。

月曜日。さすがにほぼ回復。

というようなことで、先週はあまりメシも食えなかった。そこで、楽しみに体重計にのったら、1キロくらいしか落ちてなかった。ケチ~。もっとげっそりとなれよ~

まあ、久しぶりの本格的な風邪だったので、わしも十分に病気を堪能することができた。めでたしめでたし。

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2007年3月21日 (水)

釉薬がけ

昨日、ふと、「今年は春分の日っていつなんだろう。」と思った。わしはほとんどカレンダーとか日付とか気にしない。というか、あまり関係のない生活を送っている。

生徒さんに聞いてみたら、「明日ですよ」と言われた。聞いてないよ~

まあ、それで別にどうということもないんだけれど、そんなことにも気付かず日を送っている自分に少し驚いた。

昨日は、忙しかった。中華街の教室で一斉釉薬がけの週間に入り、それでなくても忙しいのだけど、スタッフの一人がぎっくり腰になり、昼から抜けた。

このぎっくり腰スタッフのぎっくり腰になった経緯というのが、この世のものとは思えないくらい面白い話なのだけど、本人の名誉のために公表はできない。ああ残念無念。

中華街の教室は、わしの土丸の直営ではなく、委託でやっている教室で、生徒の人数も多いので、通常はわしも含め3名のスタッフで回している。それが2名になった。

普段なら、2名でもなんとかなるのだが、釉薬がけのときはかなりの戦場状態になる。特に今回は、「伊賀風」と「魯山人の写し」が作品にあるので、ちょっと釉薬がけが複雑になる。

いつも、作品に対してどのように釉薬をかけるかというのを毎回テキストを作って生徒に渡している。おすすめの釉薬と、かけかたの順序みたいなものですね。

それで、今回は新しい試みとして、そのテキストの中に、箱で空欄を作り、そこに自分の作品(伊賀風の作品)をラフにスケッチして、どのような感じに仕上げるか計画をたてよ!とやったのだ。

伊賀はやきしめ風にするため、「ビードロ(灰が流れた感じ)」「火色」「こげ」「灰の斑点」のおおむね4つの特徴を自分の作品の上に展開するのである。

それぞれ、4つの特徴をだすために、当然釉薬も違うし、かけかたも違う。こげは、オニイタを塗るし、火色は「火色釉」を吹きがける。ビードロは土灰釉を垂らしたり、流したりする。

なんでこんなことをやるのかというと、やきしめの信楽とか伊賀の作品というのは、窯に入れて、薪でたき、自然に焼きあがったものだと思われているが、とんでもない。灰がかぶった部分やら、こげの部分、白く抜けている部分とか、すべて計算の上で焼かれているからなのだ。

薪の窯でも、こんな風にたくと、この辺に灰がかぶりやすいとか、ここにオキがたまって、こげが起きやすいとか、わかってくる。だから、窯をつめるときに、この部分に灰をかぶらせてビードロにしようとか、一応の目論見をもって配置し、薪を放り込む。

わしの教室は、電気窯なので、そういうわけにはいかないが、それならなおさら釉薬により自由に焼締めの感じを出すことができるので、ここは、きちんと計画をたてて、それに沿ってやってみるのがよいのだ。

しかしまあ、大人数でこれをやると大変だった。ビードロ、こげ、火色、斑点と4種類なので混乱するのか、(テキストには、それぞれの写真と説明をいれたんだけど)、まさに大騒ぎ。

あんだけ説明して、テキストにも書いてあるのに、「オニイタってどうなるの?」とか聞いてくる。さっきわしが声を張り上げて説明しただろうがあああああああああ。

というような状況で、あまりにひどく釉薬をかけちゃった作品、(明らかに失敗の巻、焼きあがっても使われないのは明白)は、せっせと釉薬を洗い流し、乾かして次回に回すのも出てきた。

いやあ、わしもまだまだ青いなあとか思いながら、ヒーコラな一日であった。おしまい。

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2007年3月15日 (木)

素焼きの話

まぐろのことやらヤキータのことばかり書いていたら、ある生徒さん(Aさま)から、陶芸のことはほとんど載っていませんね。と言われた。ありゃ、私かなと思っているあなたです!あなた!生徒さんはたくさんおられますが、ただ一人 「さま」づけでわしが呼ばせていただいているあなたです!

さらには、このブログを見て、教室に入ろうと思うかなあという問いかけには、そこにいた数名とも「・・・・・・・・・・・・・」 という無言のお返事。

ちょっと以前のブログを振り返ってみたら、確かに今朝は8回だの内職だの、マグロだのと陶芸とはまるで関係のないどうでもいい話ばかり。ちょっと陶芸らしいことは、伊賀焼についてだけど、それは2月14日!なんと一ヶ月も陶芸の話をしていないじゃああ~りませんか!

これではいけないので、やはりまぐろは少しおいておいて、陶芸について書こう。

いま、中華街の教室から帰ってきたばかり。素焼きしなければならない作品が、まさに鬼のようにたまっている。中華街の教室には、電気窯が2基あるのだが、2週間ほど前に、2基とも壊れた。1基は、還元の窯詰めをして、さあスタートしようとすると、温度計が反応しない。なんかしらんが、温度計がいかれた。

仕方ないので、次の日に、せっかく詰めた還元作品を、別の窯に移し、こっちはスタートできたので、よろこんで還元していたら、1999度で止まってしまい、それ以上温度が上がらない。わしの教室は、還元は1240から1245度ぐらいまで上げるので、40度というのは実に微妙。あと20度がまんしてくれたら、少しねらし(温度キープ)を伸ばして、窯焚きを終えられたのだが、40度はさすがに無理だ。たぶん、炉内のカンタル線(でっかいヒーター線ですな。)が一本切れたんだろうなあと、泣く泣く途中でストップ。

先週は、温度計の修理、差し替えと、カンタル線の張替えで窯が使えず、そのあいだにどんどんたまるたまる。

火曜日に、2窯素焼きをした。スタート後36時間ほどで出せるので、今夜もう一窯素焼きをして、明日の朝もういっちょう。さらには金曜日にまた2窯やればなんとか追いつく。

この素焼きというのは、なんのためにやるのかというと、「釉薬をかけやすくするため。」なのだ。生の土を乾かしただけだと、釉薬に作品をつけると、崩れてしまうかもしれないでしょ。

だから、釉薬につけても崩れそうもない作品、または釉薬の浸しがけをしない作品は、別に素焼きをしないでも大丈夫なのだ。もっとも、焼き上がりは微妙に違いがあるけれど、それも窯の温度や、窯の中の位置(窯内の位置によって、温度が違い、つまり焼きあがりが違う)の方が影響が大きい。

だいたい、信楽とか瀬戸みたいな陶芸の産地では素焼きというものをほとんどしない。素焼きをするということは一度焼成するということで、コストアップになりますからね。

しかし、そんなことを言って、素焼きをしないで、生徒さんに釉薬かけをさせると、間違いなく、「われた こわれた くずれた~~」という阿鼻叫喚の地獄絵図が巻き起こり、わしはその事態収拾に慌てふためき、最後には、素焼きをしないわしが悪いと、非難ごうごうになるのはきわめて明白なので、わしは明日も素焼きに行くのだ。ああめんどうくさあ。

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2007年3月 9日 (金)

まぐろ

しかし、このブログ、陶芸教室のブログなんだろうか?書いていて、散髪の話やら魚の話やら、ぜんぜん関係ないことばかりで、こんなことでいいのだろうか。

これは、NIFTYのブログを使っているだけれど、最初に「カテゴリー」というのを入れる。たいていは、「陶芸」というのにするのだが、けどタイトルが「まぐろ」だもんなあ。躊躇してしまう。

さて、まぐろだが、これは種類がいろいろある。安いのでは、キワダ(キハダ)、メバチ、ビンナガ(ビンチョウ)等があり、ふつうスーパーで売られているのはこのどれかだと思う。

本マグロ、ミナミマグロと言われるのが、高くてうまいんですねえ。そいで、最近採取枠が狭められているのがこいつらです。

わしにマグロを語らせると、まず捕るところからはじめてしまう。

わしは、北大の水産学部で、船に乗ってインド洋までわざわざこのマグロを取りに行った。インド洋というのは、実に水がきれい。透明度が高い。学校の船は、調査船なので、あちこちで透明度やら塩分濃度やら測るんだけど、インド洋はすごかった。なにやら、直径30センチほどの白い板を水中に沈め、どこまで見えるのかで透明度を測るのだが、たしか45メートルとか平気で見えた。ちなみに、ハワイ近海では25メートルぐらいでした。

水が透明と言うことは、栄養がなく、魚が少ない。だから、インド洋にいるマグロやサメどもはいつも腹をすかせている。

日本は、マグロをとるのは、通常「延縄(はえなわ)」という方法を使う。これは、太い幹縄と言われるロープを流し、20メートル間隔ぐらいで、枝縄というテグスをつける。この枝縄の先に、でっかい針と餌(サンマかイカ)をつける。この、マグロの餌のサンマもよくちょろまかして食ったなあ。

この延縄というのは、つまりは「釣り」なのだ。ということは、ある程度の大きさのマグロしかとらない。網を使って一網打尽、じゃないからね。

そんで、問題は、この幹縄だけど、かなり長い。すごく長い。わしらのは、学校の船で、商売やっているわけじゃないけれど、長さが60キロあった。本格的な操業だと、実にこの3倍、180キロとかになるらしい。

この60キロもの長さのロープを、早朝というか深夜に水中に垂らしていくんですなあ。2時間ほどかけて、ロープを出し終わると、朝になる。そこで、しばらく船は機関をとめ、ドリフト(漂流)する。

わしの船は、3、4時間ドリフトして、朝の10時頃からやにわに幹縄を巻き上げていくのだ。20メートルおきについている枝縄は手で巻き上げる。たいていは何もついていなくて、らくちんだけど、マグロがかかっているとさあ大変!マグロは大きなものだと200キロくらいある。わしらが捕った一番大きなのは180キロぐらいだった。でかいよ。

4、5人かかりで船のたもとにたぐりよせ、ウインチやらなにやら使って船上に引き上げる。そこにはでっかい木槌を持った男が待っていて、暴れるマグロの頭をごい~んとやって気絶させる。

マグロがかかっていると、これはめでたいのだが、残念ながら、マグロよりサメの方がよく捕れる。インド洋のサメはでかい。5メートルもあるアオザメとかとれる。上から見ると、あまりに大きく、寒気がし、まさに○○タマが縮み上がる。

サメは小さい(2メートルくらい)やつなら、船上に上げ、またごい~んとやって、ひれをとる。いわゆる「フカヒレ」ちゅうやつですね。本体は海に捨てるのだが、ひまな学生は、あご(JAWSです)を切り取り、きれいにしてもって帰る。よく海のみやげ物屋さんに置いていますね。

このサメ歯のみやげものは実に不吉で、若い学生はこれを彼女に贈るとみごとに振られると言われていた。わしも、よせばいいのに、一つ作って、あげようとしたら、あげる前に振られてしまった。他のものは手に入らないので、仕方ありませんね。

まあ、このように一日かけて幹縄を引き上げていくのだが、それで捕れるマグロは平均5本程度。10本もとれれば、大漁だった。マグロは高いわけだわなあ。

サメはいっぱいとれる。腹が立つのは、せっかくとれたマグロの一部がサメに食いちぎられていたりする。こうなると、くさくて、とても食えたモンじゃない。サメは実に人類の敵なのだ。5本取れるうち、半分はサメの歯型つきで、商品価値ゼロになる。怒った男どもは、またサメを船上にあげてごい~んとやることになる。

というように、なんだか長くなって、肝心の食うところまで至らずに、書くのに疲れてきたので、またしても唐突におわるのであった。 つづく・・かも

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2007年3月 7日 (水)

頭髪の危機

まぐろのことは今度書くことにして、わしは今そこにある危機について書かねばなるまい。

頭髪の危機である。これは薄くなったということではない。わしはおやぢではあるが、毛はいっぱいある。ありすぎるくらい。わしの父親はもう70を超えているが、そのわりには毛がいっぱいで、わしも薄くなる心配はないであろう。ただ、白髪が多い。

ちょうど一週間ほど前の夜、テレビを見ていたら、女房様が突然、もうがまんできない!と叫びだした。

そこに直れ!と言われ、テレビの前に新聞が敷かれたお白洲の上に座らされ、女房様はわしの毛を刈りだした。最近、散髪行ってなかったからなあ。ぼうぼうでした。

わしはテレビを見ていた。女房様は後頭部、側頭部をたいへん丁寧にちょきちょきやっている。はさみが悪いのか、時々ひっかかって、大変痛い。

しばらくして、「できた!」というので鏡を見たら、側頭部、後頭部がたいへん薄く、前と上はあまり切られていない。ううむ、これでは、

「これじゃ、マカロニほうれん草か、白菜みたいじゃないか!」

「白菜みたいなのは、あなたの顔が丸いから悪いのよ。」

「顔が丸いのは、もともとで、そういうのを計算に入れて切るもんじゃあないのか?」

「いいのよ、どうせまた生えてくるから。」

そりゃそうかもしれませんが、わしの人権みたいなものはどうなるんでしょう。

案の定、教室に出ると、生徒さんが、頭どうしたんですか?とか聞いてくる、昨日なんて、テキストを配ってたら、「とっつあんぼうや」とまで言われてしまった。わしは童顔なのだ。

どうせ自分で切ったんだろうとか言われていて、女房様が切りましたというと、

「よく見ると、上手に切ってありますねえ。」とか言う。なんなんだ。

なんか、早く伸びてくれないかなあ。とか考えていたら、ふと思い当たったことがあった。

どうも、毛を切られていたときに、はさみのせいか、よく引っかかって痛かったのだが、果たしてうちに毛を切るはさみなんてあったんだろうか?ううむ。よくわからんなあ。待てよ、そういえば、犬の毛を切るはさみはあったな。あまり注意していなかったが、ひょっとして、もしかして、わしの頭は犬と同じ?

果たして真相はどうなのか、わしは小心ものなので、これは知らないほうが良かろうと思ってまだ確認していないのであった。

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2007年3月 5日 (月)

アオリイカの誘惑

ただいま現在、日曜深夜というか月曜早朝の3時半であるが、ついアオリイカのさしみを食ってしまった。

ああ ご飯が欲しい。

しかし、さすがにこの時間にご飯まで食うのはよくなかろうと、信じられない自制心を発揮し、耐えた。

ああ 早く朝にならんかなあ。あったかいご飯と、このアオリイカ、食べたいなあ。

このイカは、一昨日の金曜日、築地にわしの友人を訪ねていった時に、その友人からゲットしたものだ。京都と言っていたから、小木あたりのものだろう。関東ではあまりアオリイカを食べないというか、流通していないが、けっこう柔らかく、甘く、うんまいのだ。

実は、その友人は魚屋さんというか、水産の商社を経営しているので、内職した「ヤキータ」を売りつけに行ったのだ。大量に事務所に置いてきてやりました。

ヤキータを置いたら、ちょうど、築地市場の仲卸にイカの見本を持っていくというので、わしのライトエースの後ろにイカを載せ、市場の中に車で乗り込んだ。

わしも水産学部を出ているし、築地には何度も来たことがあるが、中を車で走り回るのは初めてだ。昼ごろなので、もうみんな片付けに入っている。ものすごい量の発泡スチロールがあちこちに山になっている。そして、気動車が走り回る中を、果たしてそんなところ車で入っていって良いのかよくわからんが、ライトエースでぐるぐる走り回った。

みなさん、とても忙しそうです。わしは、友人が見本を持っていく前に、イカをチェックし、1ぱい(イカは1ぱい、2はいと数えるんですよ)だけいただくことにした。小木のイカは冷凍がきちんとされているので、さしみで食える。

こういう冷凍の魚は、冷凍の方法で味がかなり違う。というか、何度解凍されたかで、味が違う。ひどいのは、3、4度冷凍解凍を繰り返したりしたものがあって、そういうのはドリップ(解凍するときに出る水ですな)が出るときに、うまみまで逃げてしまう。

一般的に冷凍に向いている魚はマグロと鮭で、鮭なら、新巻で一本買ってきて、家でさばいて小分けにして、ラップに包んで冷凍庫に入れておくと、半年は平気で大丈夫だ。

マグロはもっとすごい。マイナス60度あたりで冷凍すると、まったく鮮度が落ちない。わしはインド洋までマグロを取りに行ったので、よ~く知っている。船の冷凍庫はマイナス30度と60度に分かれていて、マイナス60度で作業するのはたいへんつらかった。息がうまくできないのだ。しかし、そのマイナス60度に耐えられるのは、わしぐらいしか居なかったので、ほぼ、毎日マイナス60度の中で作業させられた。外は30度。気温差、90度!

ありゃりゃ、アオリイカの誘惑というタイトルをつけながら、まったく関係のないマグロの話になってきた。ううむ。今は、還元の窯たきの帰りで、ぼけて疲れているから、仕方あるまい。マグロの話はまた今度書こう。そうしようそうしよう。そして、アオリイカのことを考えながら、眠りにつくことにしよう。

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2007年3月 1日 (木)

ヤキータ内職

前回のブログで、夜中に内職をしていることを書いた。この内職はあいかわらず続いている。とひょひょ。

この前はあまり詳しく書かなかった。理由はもちろん面倒くさいからだが、そんなこと言ってられなくなった。

わしが内職をしていたのは「ヤキータ」という代物で、ちょっと見にくいが、携帯のカメラで撮った写真が以下のもの。

Image044 Image045

これは、鹿児島のシラス(火山灰)を固め、表面に釉薬を塗って焼成したもの。これをグリル(お魚を焼くとこ)の底に敷いて、肉や魚を焼くと、遠赤外線の力により、早く美味しく焼けるというもの。

なんの変哲もない白い板ではあるが、けっこうハイテクというか、いろいろミソがある。

まず、遠赤外線。シラスと言うのは、遠赤外線がやたらでる。それも60度を越えたあたりからさかんに出るらしい。今まで10分かかって焼いた魚も、6分ぐらいで焼けちゃう。

次に臭い。ここで使われているのは、ただのシラスではない。シラスバルーンという、超微細な穴が開いたもの。これは、シラスに超高圧加工をして開けた。言ってみれば、ポンせんべいみたいなもんだな。それで、この穴が臭いを吸着させる。全部とは言わないが、従来より、臭いは減る。

このように優れものである「ヤキータ」であるが、2年ほど前、川崎のある会社が、わしのところに持ち込んできた。釉薬をかけて焼きたいとのことで、温度の制約等あり、わしが焼成に関してはさまざまな実験、アドバイスをして、できあがったものなのだ。

これは、もともと、生協で売る予定であったが、残念ながら生協の要求する数が、鹿児島で生産するもとの板の関係で、揃えることができず、立ち消えになって、何の因果か、わしの手元に来た。

これはわしもいろいろ苦労をしたのだ。焼成に関して、けっこう低温で焼くので、安定して焼いてくれるところを探しに、瀬戸まで行ったり。さらには、当時、わしはすごく良いことを考えていたのだ。

知的障害者の作業所とかに、よく陶芸窯が置いてある。作業所は、なかなかお金がもらえる仕事がないので、これを焼いてもらって、焼き賃を払えばよいのでは?こっちも助かるし、むこうも仕事になる。

そのために、誰でも簡単に釉薬が塗れるように、工夫し、最後にたどり着いたのは、ペンキを壁に塗るときに使うローラーで、これを使って1往復。すると大体だれでも塗れる。

さらには、ロゴを入れねばならないので、ロゴをスタンプにしたり。

それを持って、わしはあちこちの作業所に行き、実際にずいぶん焼いてもらった。この仕事が順調に行けば、ずいぶん助かる作業所もあったのだが、振り返れば残念至極だ。

とにかく、これ、一枚3600円で売る予定であったが、そんなこと言ってられず、一枚1000円です。誰か、買ってくれ~。

というような感じで、教室で売っております。この2、3日で、同情からか、ちょろちょろ売れました。しかし、ものは確かなのよ。本当に、早くおいしくなるのよ。

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