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2007年2月10日 (土)

三鷹の風

よく著名人のブログとか見ると、今日はどこそこに行ったとか、誰それに会ったとか良く書いている。わしはどうも「どこそこ」も「だれそれ」もあんまり起きないので、ほぼブログもバカ話の連続になっている。

しかし、一昨日、久しぶりに朝飯も食わずに三鷹に出かけた。三鷹にあるWINDS陶芸研究所の月1回の研究会に出席するためだ。

WINDSは、陶芸家の板橋廣美さん(女性のような名前だが、男性だ)が主宰する陶芸教室というよりは、工房で、なんせ研究所だから、すごいよ。

200729_067_1 わしは板橋さんが大好きだ。この人は本当に面白い。作品も面白いが、なんと言っても、その人柄だ。立派な「とうげいか」で、わしのような「とうげいや」とはだいぶ違う。

写真は、口をゆがめた鉢を削っているところ。研究会は板橋さんのワークショップで、ほとんどなんでも教えてくれる。それを見ているだけで楽しいのだ。板橋さんは、このあと、昨日作ってあった湯呑みの削りなどをやり、「うまく削ろうとか、あんまり思わなくていいですねえ~」とか言いながら、どんどん削る。自分で削ったものの出来上がりを見て、「ああ こりゃひどいなあ。へただと思われたらいやだから、手で直しちゃお」とか言いながら、三日月になった高台を手で直していた。

この人のすごいところは、作品もすごいが、陶芸に対する姿勢だ。展示会に出すような作品も、人に請われると、その作り方をものすごく丁寧に全部教えてくれる。

陶芸と言うのは、作り方によって作品が決まってくる。ろくろだとやはり丸いものになるし、たたらだと平面になる。ということは、作り方と言うか、技法はできるだけたくさん知っていた方が、表現できるものが広がる。だからなんでも教える。問題は技法ではなく、その技法を使ってどんなものを作るかということで、教えてもらった技法で先生と同じものを作っても何も意味はない。もっといいものを作ろうとしなければ。

というのが板橋さんの考え方で、わしは昔これを聞いて、ものすごく感心し、そのまま取り入れた。いいものはじゃんじゃんいただくのだ。

この研究会、わしは2、3年行ってなかったが、昨年からうちのスタッフになった鈴木というのが、もとここのスタッフで、WINDSの話をしていたら、久しぶりにまた行きたくなったのだ。一昨日は、この鈴木も来ていた。

それはいいんだが、話の最中に鈴木の腹が鳴る、鳴る。メシぐらい食ってこいよと思ってたら、わしの腹も鳴る鳴る。今朝は、ここに来るために朝飯食えなかった。というか、寝過ごしたので食ってる時間がなくなったのだ。

お昼ごろになると、情けないことに陶芸よりも昼飯のことに意識がいってしまい、ああお昼に何を食べようとかばかり考え出すようになってきた。いかんいかん、来月は必ずなんとしても朝飯を食ってからこようと固く心に誓ったのであった。おしまい。

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