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2006年12月 3日 (日)

黄瀬戸途中経過

実に陶芸教室のおやぢにふさわしい内容だ。品格が漂っている。

黄瀬戸は、できあがりのイメージで言うと大雑把に分けて、2種類ある。ひとつは「ぐい飲み手」とか「菊皿手」と呼ばれるもの。これは、まあ普通の黄瀬戸ですな。釉薬がとけてガラス状になり、光沢がある。

それとは別に、「油揚げ手」とか「あやめ手」と言われる、ちょっとマットっぽいけど、少してかりがあって、まるで油揚げの表面みたいなやつ。

実は最近まであまり黄瀬戸に興味がなかった。黄瀬戸好きな人すみません。

うちの教室は、釉薬は自家製のものがほとんどだけど、透明釉(3号石灰)と黄瀬戸は買った釉薬をそのまま使っていた。すんません。でもそれじゃいけないなあとぼんやり思っていたら、ある日、黄瀬戸の本を見た。油揚げ手というのがすごくきれいに見えた。

ということで、油揚げ手を導入することにした。

しかし、油揚げ手というのは、なんかイラボとなんかきわどいところで似通っているような気がする。というか、これは当たり前で、ただ鉄分の量が違うだけと言ってよいから。

いろいろ調べたり、テストしたりしてみて、一番簡単な黄瀬戸は、透明釉(石灰1号でも3号でもよい)に福島長石を少々、10%程度。そして鉄分を2%程度。ベンガラでも良いし、黄土でもよい。黄土は鉄分がベンガラより少ないので当然多く入れる。10%ほど。

したら、普通の黄瀬戸になる。簡単だな。

その他、いろいろな調合を試してみた。最初ベンガラで試していたが、うまく油揚げ手にならないので、マット調にするため鉄分をとるのを黄土に変えてみた。ちょっと近いかな。タルク入れてみっか、それにマットにするならチタンかな。石灰の一部をわら灰に置き換えてみるか?

とかやってたら、種類が増える増える。むう。

そもそも、うすーく釉薬をかけ、通常より少し温度を下げて焼くと、まあマットみたいになるだろうと思っていた。しかし、わしは教室で使うので、できれば他のものと一緒くたに焼いて、さらには、釉薬の濃さも適当でよいのが望ましい。

しかし、1245度当たりで焼くと、どうもいかん。釉薬が溶けて、つやが出てしまう。

仕方ないので、鍋と一緒に焼いてみた。やりたくなかったけど。したら、けっこういい感じ。

むう。最悪、黄瀬戸だけまとめてちょっと低温で焼くか。1220度ほど。ということで、またしても大胆にも。カリキュラム、「黄瀬戸に挑戦」に突入しよう。というか、もうしている。

というところで、陶芸教室らしいブログも唐突に終わるのである。

つづく・・・・ 

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コメント

黄瀬戸ちゅうのは、黄瀬戸っちゅうものがあるのかと思っていた。

配合した釉薬なんですな。

なにげに掛けている黄瀬戸も、こうしたご苦労があってわれわれは使っているのですなぁ。

これからは、釉掛けのときは感謝して掛けなあきませんね。

投稿: ひまわりてんびん | 2006年12月 4日 (月) 10時32分

ぜんぜん 感謝せんでもよいです。
今まで ほっちゃらかしてきたから
いま 苦労しているわけでして

投稿: 土丸おやぢ | 2006年12月 9日 (土) 03時09分

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