« 使いやすい茶碗って その2 | トップページ | 教室は楽しいか? »

2006年1月16日 (月)

陶芸と電動ろくろについて

陶芸教室を始めて8年たつけど、なんか陶芸とか電動ろくろについて勘違いが多いような気がする。

まずは、電動ろくろに対する意識。なんかみんな手ろくろより、電動ろくろの方が一段上のように見ている。

決してそんなことはない。大きな声で言ってやろう。

電動ろくろも手ろくろもおんなじじゃあ!

まあ厳密に言えば、ちょっと違うけど。両方とも回るでしょ。手ろくろは自分で回す。電動はモーターがまわしてくれる。それだけだよ、違いは。と、わしは思う。

電動ろくろはもともと量産するための職人のための機械だ。だから、その形状も職人が使いやすいようにできている。

まず、あの高さ。ちょっと低いと思いませんか?あれだと、確かに大量の土、3キロとか4キロとかの土を土殺しして、伸ばしてちょうどよくなる。数をこなすためのものだな。

職人は茶碗を大量に作るのが仕事だから、この方が良いとは思うけど、陶芸教室に通ってくる人たちは、たとえば、湯のみを10個も要るわけが無い。たいてい、1つか2つ。まあ、多くて4,5個でしょう。

だから、数をひく必要はない。1個つくりで問題ない。

すると、使う土の量もだんぜん少なくてすむ。

土殺しって、ほとんどの場合、みんな作品より、ドベをせっせと製造しているばかり。

おかしいよね。

なぜ、こんなことになっているかと言うと、たぶんだけれど、教室の先生たちは、当然自分が習ったことをベースに教える。それで、もともとは瀬戸だの信楽だのの産地やら、美大やらで教えるのは、作家になるため。当然、数を作らねばならない。いきおい、昔からの職人のやりかたをそのまま伝えようとする。先生は当然、生徒にそのまま伝えようとする。

結果として、ドベがたーくさん、たーくさんできていく。

職人になるんじゃ、ないんだから、もっと気楽にやればいいのにと思う今日この頃。

|

« 使いやすい茶碗って その2 | トップページ | 教室は楽しいか? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/161644/8184108

この記事へのトラックバック一覧です: 陶芸と電動ろくろについて:

« 使いやすい茶碗って その2 | トップページ | 教室は楽しいか? »